今回の舞台は絶賛『
豚インフルエンザ』のスペイン「カタロニアサーキット」。
ここは、テストでよく使われているので、みんな走りなれているコース。
しかし、今年は去年まで行われていた直前テストはなくなったので、金曜日からみんな積極的に走行していた。
そして、土曜日の予選。
まず、Q1にひとつの波乱が・・・・。
今回はフリー走行から好調だったフェラーリの1台、ライコネンが脱落。
原因はタイムを1発出した後、それで通過できると思い込んでいたらみんなが速くて落ちちゃったってかんじ。
このミスは、マレーシアでもマッサの方が犯したミスとまったく同じ。
フェラーリさん、去年とは違うんですよ・・・・
そんなこんなで、ポールはブラウンのバトン。2番手にレッドブルのベッテル、3番手にブラウンのバリチェロというオーダー。この中では、ベッテルが重い燃料ということで、そろそろブラウンもトップを守るのが難しくなってきたか?っといったかんじ。
4番手にはフェラーリのマッサ。こちらは上位勢で唯一KERSを搭載しているので、スタートで順位を上げる可能性がある。
そして日曜日の決勝。
スタートでは、予想通りマッサがベッテルを抜いて3番手に浮上。また、3番手スタートのバリチェロはスタートでトップ2台を交わしトップに浮上。燃料が一番軽いバトンは2番手となる。
その後方では、数台を巻き込むクラッシュが発生し、その後2年連続のSCが出動する。
再スタート後、バトンは1回目のピットで予定変更して2ストップ作戦へ変更。バリチェロは、予定通りの3ストップ作戦。今回のレースで3ストップ作戦はバリチェロのみ。
バリチェロの2スティント目は燃料の軽さを生かし、後続をぐんぐん引き離していく。バトンとの差を大きく付け2回目のピットイン。
しかし、第3スティントはタイムが伸びず、バトンとの差が開くばかり。
結局、3回目のストップを終えて2番手に復帰した。
また、スタートでマッサの後ろになってしまったベッテルは、2回ともピットタイミングまでマッサと同じで、一向に抜ける気配がない。
フェラーリはハードタイヤでのパフォーマンスの落ちが激しく、タイムが伸び悩む。
そこをうまくピットタイミングをずらし、レッドブルのウェバーが3番手に浮上した。
そんななか、マッサに無線で「このままだと燃料が足りないから燃費走行をしろ」と・・・・
そう、フェラーリはまたしてもやらかしてしまったのだ。
今度は、マッサの給油量をゴールの距離まで入れていなかったのだ。
こんなのは「初歩的なミス」でも済まされないような馬鹿げたミス。
こんなことで本当にいいのだろうか・・・・・?
その後、マッサは燃費走行を強いられ、ベッテル、地元のアロンソに順位を譲った。
結局順位は以下のとおり。
- J.バトン(ブラウンGP)
- R.バリチェロ(ブラウンGP)
- M.ウェバー(レッドブル)
マッサは、少なくとも4位には入れたはずなのに、結局は6番手という位置に。あやうく、ハイドフェルドにも抜かれるという位置だった。
ライコネンもトラブルでリタイア。森脇さんじゃないけど、
「どうなってるんだ、今年のフェラーリ」
次の舞台は、伝統の「モナコGP」。
ここは、マクラーレンが得意、フェラーリの苦手で有名な場所。
はたして、今年は新たな『モナコウィナー』が誕生するのだろうか・・・!
PR